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視覚認知検査の結果、ASD+ADHD息子、ディスレクシアと言われる

先日、視覚認知検査を受けてきました。

1. 視覚認知検査とは・・・

読んで字の如く、目で見た情報を脳で処理し、認知しているかを調べる検査です。

□文字の認識
□図形の認識
□空間認識
□目と手の協応動作

などを調べる検査です。

WISC-V同様、私は検査中は同席不可でした。

2. どこで受けられるの?

視覚認知検査を行っている病院や療育センターがやってる事が多いと思います。

普通の眼科ではまず受けられないので、紹介状を書いてもらうなどして予約し、受診する流れになるのでしょうが、私はネットで探し出して問い合わせて直接予約しました。

ちなみに療育センター系列の眼科で検査をしました。場所によっては紹介状がないとダメな場合もあるかもしれません。

予約から検査初日までは1ヶ月、検査終了まで3ヶ月かかりました。

発達障害があって療育に通所してる場合は療育先で相談してもいいかな、と思います。

3. 視覚認知検査を受けたキッカケ

発達障害児向けの塾に通っているのですが、そこでいろいろな検査があることを教えられ、うちの子の場合は視覚認知を受けてみた方がいいよ、とアドバイスされたからです。

間欠性外斜視もあるので、その物理的な見え方とADHD、ASDの発達特性からくる見え方、捉え方も加味して検査をしてもらいました。

そこで判明した恐るべき事実が・・・

4. ディスレクシアと言われる

そう、ディスレクシア(読み書き障害)と言われました。

衝撃すぎて言葉を失ったし、久々に泣きそうになりました。

外斜視でプリズムメガネも作ることになり、そのことでも落ち込んでいたのに・・・・

ASDとADHDだけでも大変なのに、ディスレクシア?!

全く読めないわけじゃないんです。

・読み飛ばしが多い
・語尾を変える
・読書を嫌い、漫画すら読まない
・書くのが苦手
・字が汚い
・聴覚優位で視覚認知が苦手

こういうのってADHDや発達障害の目と手の協応からかと思ってたんです。

ディスレクシアというのは、某有名海外スターのように全く読めなくて音声でセリフを覚えるとか、日本人でも文字が歪んで読めないとか、チャンクで読めない(「空が青い」という文を「そ、ら、が、あ、・・・」のように一つの文字と認識しても意味ある単語として認識できない)とかそういう状態かと思っていたので・・・

息子の場合は完全に読み書きができないのではなくて、読むのが遅い、書くのも遅い加えて発達障害特性からくる目と手の協応の悪さ、不注意、多動なことも書くことへの困難さを重くしているということでした。

極め付けは「家でできることはありません」というトドメの一言。

便利なものがある世の中なのにわざわざ苦労して読み書き訓練する必要はないって考えの先生でしたので、私とは意見が合わなかったのもショックを受けた要因かも。

5. 家でできることは本当にないの?

ひどく傷ついたけど、反骨精神に火がついたとも言えます。

帰宅後にディスレクシアを克服した人はいないか調べたら、いることにはいるようです。

並々ならぬ努力をし、ディスレクシアを乗り越えて活躍されている先駆者達がいらっしゃった!

ディスレクシアがありながらも教員になられた方のインタビュー記事はとても心打たれたし、ご年齢からしても相当苦労と努力をされてきたと思います。

やはり、努力も挑戦もしてもいないのに無理と諦めるのは、ダメだろうなって思いました。

支援する側とかは「今はICTだから」「読み上げソフトがあるから」とデジタルを推しますけど、日本は災害大国。

大災害時やその復興中に便利グッズが常時使えるとは限りませんし、スウェーデンは「脱デジタル」で紙の教科書に戻したとニュースでありました。

こういうことからも、まるで依存するようにデジタル推奨しすぎるのはどうかと思うんです。

もちろん、便利な分明の利器は活用できればすればいいと思いますが、それがないと生きてけないという状態にはしたくありません

幸い息子は全く読めない、という状態ではないので簡単なものから少しずつ読むトレーニングをしていきたいと考えています。